ケータイ小説 野いちご

戦国サイダー

六帖 東雲色

戦国武将は昼ご飯を食べないらしい。


兄曰く『朝夕二食』が基本で、普段は玄米と野菜やらで、白米なんて貴重品、公家とかしか食べないんだとか。


そんなわけで昼ご飯は兄とパスタで済ませた。



そして朝も早くから外出、新聞配達のお兄さんと喧嘩というとってもデンジャラスな偉業を成し遂げた鬼虎は、現在縁側で昼寝をしている。


そういえば昨日もこいつは神社で寝ていた、昼寝がそんなに好きなのか。



何気なく茶の間で図書館から借りてきた本を読みつつ、御就寝の御仁を眺める。


背中の真ん中ぐらいまである黒髪は結われておらず、暑くないのか疑問。


何故か上半身は裸だから、寧ろちょうどいいのか。


昨日は側臥だったけど、今は両腕を頭の下に置いて仰向け。


真夏の太陽をさんさんと浴びながら、割と呑気な雰囲気で寝ている。



まあ腹を出しているとはいえ、まだお天道様も高いし風邪を引くことはないだろうと思い、そのまま読書を続行することにした。


自分の部屋で読めばいいのだけれど、如何せん、この鬼虎を一人にしておくのは怖い。


郵便とか、ご近所さんが来たときのことを考えると、とてもじゃないけど一人に出来ない。


頼みの兄は何故か出かけたし、いまいち頼りにならないし。


 

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