ケータイ小説 野いちご

お姫様と1.5人の男

before.生き写しなんて言われてもねえ

それはそれはもう、明日は絶対に晴れるって位の綺麗な夕焼け空の下、

部活もないからのんびり1人歩いて帰っていた時。

もうすぐあと数百メートルで家に着くってタイミングでそれは起こったの。

背後から知らないって言うか確認出来なかったから分からないけど、

そんな男の人に腕を掴まれて家とは正反対の方向に直行。

同じ学校の制服だって言うのしか分からなかったなあ……

で、着いた先が誰もが知っている薩川さんの大豪邸。

何処かの大きな会社の社長って言ってたけど、何処だったっけ?

あたしそう言うの鈍いんだよな……ま、それはさておき。

それでこの男の正体を知ったの。そう、薩川家の御曹司の桜太(おうた)君。

あたしと同じ年の今年で17歳。同じクラスでもあったりする。



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