太陽の光が眩しい季節。

青い空が広がる季節。


そして、蝉の鳴き声が煩い季節…。




「暑いーっ!地球の温暖化、進み過ぎでしょ!!」


あたしは、慶にぃの部屋へ来て涼んでいた。



「で、なんで俺の部屋に来るわけ?」

「だからその地球のためのエコだよ。
二人が一つの部屋にいると、クーラーを使うのも一部屋だけで済むし。すごい地球にやさしい考えじゃない?」


「じゃぁ貴の部屋、行ったら?」

「貴にぃは今日も遊びに行ってるよ」


たぶん、例の彼女。


「海行くんだって。
いいなぁ!あたしもどっか行きたい!慶ちゃん連れてって?」


「海なら、真衣も彼氏と行ったっつってたじゃん」

慶にぃはテレビを見ながら言った。


「ならお祭りはっ??」


「彼氏と行けば?」