お兄様が用意してくれたマンションはとにかく広い。


絶対に1人暮らし用ではないほどの部屋数…。


家には使用人も家族もいない。



なんだか寂しいなぁ…。


そうだ!


今日のことお兄様に報告しなきゃ。


『もしもし?お兄様。あのね〜…』


そうして今日、神楽 皆斗にキスされたことをお兄様に言った。



「わかった。安心しろ美琴。明日の朝にはお兄様からのプレゼントを送るよ。」



…絶対に何か企んでるな。


でもお兄様は友達のいない私の唯一頼りになって相談できる相手。