今あたしの手には

聖来君から借りたままのパーカー

あの日から

あたしは気づけば

聖来君の事ばかり考えていた

パーカーからほのかに香る香水の匂いが

あれは夢じゃなかったと教えてくれる

でもそれと同時に悪夢も蘇る