ねぇ、ナツキ。

君は俺にとってもう無くてはならない人なんだ。


泣かないで。

心細いなら、飽きるくらい抱きしめるから。


君が朝食を作る音で目覚めて、君の寝息を聞きながら眠りたい。

秋には二人で月を眺めて、冬には互いに温め合い、春には桜並木を歩きたい。


ねぇ、ナツキ。

その驚くくらいの自然さで、当たり前にここに居て。