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「ふぅーーっ」




気持ちを切り替えるため、

恋【れん】は、意識的に長く息を吐いた。





死体の横に長居するのは、やはりいい気分ではない。

なるべく、気にしないようにしている。


これは、そういう柄なのだと。
思い込む。



さすがに、2度目ということもあって、衝撃は以前よりはない。


かといって、慣れはしないが。






幸い、鼻はもう、イカれてしまったようで、
血生臭いとも感じなくなっていた。






椅子を軋ませて、立ち上がる。




他の対戦を分析すべきかと思ったが、

死体と同居するストレスの方が、圧倒的に高かった。





景気づけに、両手を組んで伸びをする。



さて、後4回。






恋は、扉を開けた。