『記憶 ―夢幻の森―』


記憶シリーズ第2弾

「砂漠」の続編ですが、同じ舞台に在らず。


主人公は、「砂漠」で人気の強かった渋キャラ、キース。

転生した彼が「昔」を忘れない為に、自らの作り上げた空想の砂漠世界、夢幻の中に閉じ籠っている。
思い出と苦しみに囚われて…


そこからお話は始まります。

なので「砂漠」をご覧になっていない方には最初から「何のこっちゃ」なのです。


夢幻の世界で、
彼は扉へと導かれる。

その扉の先は見た事もない、
慣れ親しんだ昼が訪れない夜の世界。

紺色の夜空には、16もの月。


月に照らされ、風に吹かれ…
植物が自ら光を放つ穏やかな幻想世界。


こんな綺麗な世界に、罪を犯した自分はあまりにも似合わない。

そう自分を否定する彼は、妖精だという少女に出逢い、里に招かれる。


その世界に伝わる「神話」、
その美しくも悲しい内容とは?

彼がここに来ると過去に予言していた少年、
果たして誰なのか…?

なぜこの場所へ導かれたのか。
教えてくれる相手は誰も居ない。


そんな話の中で、
彼は彼なりにある使命に気付きます。