“飾らなくて─…”



「はい!そのわんちゃんがすっごく可愛くて癒されました」



“ありのままのあたしでいる”



「動物好きなんですねー」

「大好きです!!でもあたしの部屋汚いからペットとか飼っても紹介できないです……」



それがあたしの一番の目標。



「片付け苦手なんですか?」

ごめんなさい、と謝ると目の前のライターさんが吹き出した。



「いや、もう苦手とかそうゆう域にないんですよね。私の場合…。……どうしたらいいですか?」


ファッション雑誌のインタビューの筈が悩み相談みたいになってるけど……いいかなぁ…


でも魔窟なんですよ!MA・KU・TSU!!絶対なんかいるもん!!その“なんか”は怖いので口には出しません。