あいつは一糸も纏わず俺に背を向けて横たわっている。

 俺はあの後、色々な体位であいつを責めた。夢中だった。あいつの体内には俺の汚れた体液が幾度となく注がれた。あいつは喘ぎながらただ、為されるがままになっていた。

 あいつの腕に手を乗せるとあいつの体がびくっと震えた。
 俺は後ろからあいつに身を寄せた。髪の臭いを嗅ぐ。
「・・・お前、ホモ?それとも俺みたいなのを狙う変態?」
 俺はあいつにしてしまった罪の大きさに後悔していた。しかしもう遅い。どうすれば許されるのか。
 言い訳の様に言った。
「・・・お前が好きだ。ずっと見ていた」
 あいつは責めるように言った。
「好きな人間にこんな酷いことが出来るのかよ!」
 あいつは俺の手を振り払って転がるようにベッドから降りた。・・・が、立とうとしてよろりと両膝を突いた。俺は慌ててベッドから降り奴の肩を抱こうとした。
「触るな!」
 あいつが大声で言った。俺は動きを止めた。
 あいつは頭を垂れ、大きく息を突きながら、脛を外に広げて両手を前に突いて座っていた。痛みに耐えているのか?腰に力が入らないようだ。あいつのまだ開いている肛門から白い筋が垂れた。

 妖艶な光景だった。