「 かわいいですよね。」
女性スタッフさんが、話しかけてきた。

その言葉が、
僕の耳には、入ってこなかった。

うれしかった。
君という存在がわかった事
そして
笑顔の君がいたことに、
僕は、
ただ うれしかった。

あの時の記憶が、
思い出され
涙の君と
笑顔の君に
すこし
嬉し涙が、溢れ出た。

スタッフの方も
気を使って
そっとしていてくれた。

僕は、ただ・・・瞳をとじた。