「あの時に言ったことは嘘だったの?軽い人ね!」

「俺が何を言ったって言うんだよ(怒)」

男は怒った。しかし、女も怯まない。なぜって?・・

「2年前に言ったわょー!><」

「2年前?まだ俺たち付き合ってませんけど(-o-;」

「(*・o・)」あらそぉ?゜◇゜)だっけ?(^^ゞ」

「...(¨ )」

「なによーその顔は!(`^´)文句あるッ?勘違いしただけじゃないッ!どこが悪いのよ!(怒)」

「俺が何を言ったって言うんだよ(泣)」

「何も言ってないわょ!これから言うなら、聞いてあげるわ。嘘はダメよ、嘘はね」

女は自信過剰で、完全に逆切れするタイプだった。

男は思った・・
(まったくアタマにきちまうよ。今日こそ、ホンネを言おう。)と。

「あのさー俺・・別れたいんだけど」

「まぁ!なんて軽いことを言うのッ(怒)今言ったばかりでしょ!嘘はダメって(怒)」

「嘘じゃないッ(怒)もう、お前にはウンザリなんだよ(怒)」

「私もウンザリしてるわょ(怒)」

28年前、そんな男女が結婚してしまった。

堂々巡り、いや、言い換えると、

怒怒巡りしながらも、結局、

別れなかった二人であったらしい。

こういう付き合いを一般に、腐れ縁と言うのだろうか? 

お互い、別れたいと思いつつも、結婚したのだ。

だいたい、俺は、その腐れ縁から生まれた。

親父とお袋の喧嘩は、その後も続いている。

あぁ、俺には解らないー!

親父とは違う!

俺は彼女の勘違いさえ、かわいく思える。

逆切れされても、愛しぬく自信があるぞ。

そう!その心が愛だもんな、と思っていた。

その頃の俺(^^ゞ。ところが・・数日前から、