ホテルに着いて、
バス清掃をして、
遅めの夕食に、

その後は明日のミーティング。


あれから璃久の事を考える暇もないくらいに……つ、疲れた。


宿泊って、こんなにもハードなの!?

それとも、あたしが不器用なだけ?


もー、無理。

今すぐ寝たい。


加山さんの部屋から解放されたあたしは、
廊下を歩きながら階段横にある自分の部屋のキーをさした。



「……、いつにする?……遊園地…」



ん?


ボソボソと囁くような声が聞こえて、
辺りを見回すとそれは階段から。

そっと階段を覗き込んだら、
暗い階段には男の子と女の子が居た。



あー、付き合ってる子達かな?