ついた場所は、



「へぇ…凄いなぁ~、こんな所があったんだ。」



高原さんの感激な眼差しの先には…



一面黄色い絨毯…ひまわり畑。



そう。私の大好きな通学スポット。
毎朝、私に元気を与えてくれるひまわり達。



「私、毎朝ここを通って学校にいくんです。」


「そうなんだ。」



2人でひまわり畑を眺めていると、ひまわり畑の中から、おじいさんとおばあさんが出てきた。



私は2人のところへ走り寄る。



高原さんもゆっくり私の後から付いてきた。



「おじいさん、おばあさん、こんにちは♪今日も働き者だね♪」


「あらあら、えみチャンこんにちは。今日はどうしたの?」



目がなくなるくらいニコニコ顔が印象的なおばあさん。



「おぉ?えみチャン今日は可愛い格好しとるなぁ~。デートかぁ?」



日に焼けた色黒な顔でクシャッと、笑うおじいさん。



このひまわり畑を管理してる佐伯さん夫婦。



いつもニコニコしてて、花が大好きで、朝私が教室に飾る花をお願いすると、一番きれいに咲いた花と、たくさん蕾のついた花を分けてくれる。



とっても、いい人達なんだ。