ケータイ小説 野いちご

【短編】生きる理由 ~プレステージNOA~

1 ヒデロウと英朗


「――次は、今年始めから突如現れて、マスコミを賑わし続ける、今世紀最大の預言者、シルディオさんからの手紙です!」



 薄暗いスタジオの端で、ボクは呼ばれるのを待つ。



 ステージのようになっている

 スタジオ中央に

 大きく映し出された

 映像に合わせ。



 司会者が

 シルディオの今まで当ててきた

 予言たちを

 実際のニュースを交え

 解説をしている。



 翌日の意外性のある

 天気のように軽いものから



 ある県で発生する工場の爆発

 外国の大物政治家の急死



 1ヵ月後の大地震など……。



 目の前で予言が当たっていくのを、ボクは嫌なぐらいに見てきた。



 当たるとか当たらないとか、信じるとか信じないじゃない。



 


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