ケータイ小説 野いちご

【短編】生きる理由 ~プレステージNOA~

2 魔法の言葉


「どうすれば一香と上手く付き合えるかな?」



 プロジオ研究所内には、極秘の研究を行っている棟がいくつもある。



 その一つ



 イズルの研究棟の一室で

 ボクはベッドに横たわり

 長時間の検査を受けている時だった。



「……何かあったの?」



 イズルの弟、忍が

 忙しく

 カルテにペンを滑らせながら

 返事をしてくれた。



 今はまずかったな……?



 ボクのまわりに置かれた計器類から測定されモニターに映し出される大量のデーターを、忍は瞬時に分析してカルテにボクの状態を記録すると言う作業をしていたからだ。




「ごめん、後でいいよ」



「……かまわない、もう終わるから」








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