「ったく!!あそこで本気で言うやつがいるかよ!!!」

「だって想がいけないんじゃない!あやめちゃんと付き合ってるなんてことになってるらしいし!」

「あのな~なんでそうなるんだよ?おれがあやめと付き合ってるなんていつ言った?」

「ほら!そうやってあやめって呼び捨てにしてるじゃない!」

「それはあいつがそう呼べっていうから」

「べつにいいんだよ~?浮気ぐらいで怒ったりしないし!!」

「よく言うよな嫉妬丸出しだったくせに。結婚してもまだ俺を縛りたいのか?」

「はぁ~~~??」


「まぁまぁ二人とも落ち着いて♪」


は!!


そうでした・・・


ここはまだ学校。



しかも保健室。


いくら誰もいないからといって


こんなとこでこんな話マズイよね?



「ほら、せっかくハーブティーいれたのに冷めちゃうよ?」


「青山先生。だって想が・・」
「へぇ~オレせいだけかよ?自分だって高橋とキスしようとしてたじゃね~か」


そ、それは・・・・



「だからそれは!!」


「クールぶってるけど想もまだお子ちゃまなのよ。メイちゃん許してあげて?」


溜息をつきながらあたしの肩を優しく叩くのは保健室の青山裕子先生で


想のお母様であり


花のお祖母ちゃん。


もちろんあたしにとっても大事なお姑さん。