俺が、地下から出ると、不意に紫海の叫び声がした。



『キャー!!!!!!!』



だから、俺は急いで向かった。すると、側にはバナナの皮が落ちている。紫海は、俺が来ると勢い良く抱き付いて来た。



「っうわ~…紫海!? 」



「先生!!」



先生に戻ってるし。名前の呼び方。恭平って呼べって言ったはずなのにな。



そう思いながら俺は、紫海を抱きしめながら頭を撫でる。



「っ先生…うっ…グス…し死んでる…」



死んでる!?バナナで死なないだろ?普通…



どうやら、紫海はバナナの皮を踏んで黒嶺がそれをひっくり返り死んだと思ってるようだ。



普通死なないから。