「翔、お疲れ様っ!」

私は一條瑞希。
高校2年生の女の子。一応、お嬢様ってやつかな。

「瑞希。」

いつもの曲がり角で待っていた私の元へ来た彼は、私の彼氏の翔。

お互い違う高校に通ってるから、登下校の時間は貴重なデートタイムだった。