信じられない。

自分の目を疑ってしまう。
でも、目の前の人は、私が恋い焦がれているマサ君に間違いなかった。



ぼーぜんとする私を見て、マサ君はクスッと笑った。

「雫、それって誘ってるの?まぁ…まだ朝早いし時間はたっぷり有るけど?」


??

「何が?」

意味がわからなくて尋ねると、マサ君は笑い出した。


「自分の格好見てごらん。寝ぼけ過ぎだよ、雫。俺も男だし、昨日の続きしたくなっちゃうよ?」


そこで、自分を見て…。


「いやぁぁぁ!!」

慌てて布団に潜り込んだ。



なんで私、裸なのぉぉ!!

もう、信じらんな〜い!!


そんな私の様子を見て、マサ君はケラケラ笑ってる。



「マサ君の意地悪〜!!」


恥ずかしくて、恥ずかしくて、全身真っ赤になりながら叫んだ。