菜々は私の親友でもある同じサークルの仲間。


土曜日の朝から電話してくるなんて珍しい。


夜ゆっくり話す以外は、いつもはメールが多いんだけど。


「ごめん、出ていい?」

「いいよ。俺トイレ行ってくるわ。」



マサ君は席を立ったので、慌てて電話に出る。




だって、菜々なら。

昨日の飲み会に参加した菜々なら、私とマサ君の会話知ってるかもしれない!!



「もしもし、菜々!?」