先生の家から帰るとあたしは、泣いた。今更気付いた想いは、どこへやれば良いのか分からなくて…あたしは泣くだけだった。



泣けば、いつか忘れられるのかな?なんで、今更…



あたしの事なんて呆れちゃったかな?素っ気なかったし。



“ああ…”しか言わなかったし。



そう思いながらあたしは、布団を被る。


『し~!!!お客様だにゃん!!』



お母さんだ。でも起きたくない!



『し~!もう……すいませんだにゃん!!』


お母さん恥ずかしいな。にゃんなんて語尾に付けて…お父さんとネコプレイしてんだろうけど…



恥ずかし過ぎだよ!!あたしだって言った事ないのに…。



『多分、寝た不利してるだけだろうから、先生上がってって欲しいにゃん』



『あ、はぁ…』



え!?先生!?って…担任の先生だよね?きっと、頭悪いしあたし…