「社長~今夜食事一緒にどうですか?」


「社長~聞いてくださいよ~」






そんな声が聞こえる。






…なんかヤダ。


ここに居たくない…。








「…お先に行きますね?」



「おい!愛莉!!」





私は拓斗に向けてそれだけ言うと、

拓斗を無視して足早に会議室へ向かった。













「あれ?拓斗と会わなかった?」



「会いましたけど、置いてきました!」





イライラしていて裕さんに八つ当たりしてしまった…。





「…ごめんなさい!ちょっとイライラしてたので」





「拓斗が女の子に囲まれてるから?」