あの会議から数日後…。


私のデザインは商品採用試験を通過し、本当に商品化されることになった。



「うそ~!本当に通ったの!?」


「もちろん!愛莉のは大好評だったよ」



拓斗に聞いたときはあまりの驚きで思わず叫んでいた。







予想より早くデザインが決定したので拓斗の仕事が一段落した。








そしてそして!!






付き合いだして早5ヶ月…。


拓斗の休みが取れたので今日は初デートです!!





朝、家の前に拓斗が車で迎えに来てくれた。



「おはよ!拓斗♪」


「おはよう。機嫌いいじゃん」




助手席に乗り込むと拓斗が軽くキスしてきた。



顔が一気に熱くなる。




「だってデート初めてなんだもん!…今日何処に行くの?」



顔を隠すように俯きながら聞く。



「何かリクエストある?あるなら行くけど」