「ねぇ赤ちゃんの名前、どうしよっか?」



ベッドの横に置いてある椅子に座っている琥宇桜に問う。



「何でもいい…」



なっ!何でもいいだって〜!!!!


何よこの無力さは!



あんたは父親でしょうが!


「わかった…じゃあ須崎 琥宇桜 ジュニアにするね」


「はっ?」


「だって何でもいいんでしょ?」



そう言う私をおぞましいものを見る目で見てくる琥宇桜。



.