『ついに、姫が覚醒しましたね。

他の2人はまだ完全ではありませんが。

…一方の金石くんには期待しているものの、まだのようで。』


【カキクラ】はイスに腰かけた。


『あぁ…。

金石くんも、かなりの価値がある。

覚醒するのが楽しみだな…。』


ゼロはソファーにどっかりと座り、
片手にコーヒーの入ったカップを持っている。


『ところで、敗れた4人はどうします?』


との【カキクラ】の問いに、
ゼロはフッと笑う。


『この4人は私が力を授けてやっただけの人間だからな…。

もう必要ない。

…処分だ。』


『…かしこまりました。』


【カキクラ】は4人が寝ている部屋へと移動した。