真っ黒な短めの髪の毛にめがねをかけ,スカ-トをほどよく?短くしているどこにでもいそうな女…




それが鈴木咲。中学3年生。




中学校生活最後の年を迎えていた。



最後ということで部活にも勉強にも力が入り,そして友達と毎日楽しく充実した日を過ごしていた。
だから毎日が宝物ようで1日1日が大切な思い出となっていた。







………なんてことは全くなかった。







現実は…毎日,毎日おんなじような1日を過ごして気付けば夜で寝る時間………………



そんなくだらない,なんにも面白くない,つまんない毎日をなんとなく過ごしていた。





部活はバスケ部に入っている。



だけどバスケなんて好きじゃない。ただ友達にすすめられて入っただけ。






勉強は嫌い。



授業中はただ黒板の字をノ-トにうつして暇だから適当にカラフルにしてるだけ。






友達とは毎日,毎日騒いでバカやって楽しい。



だけど女の世界は厳しい,そしてめんどくさい。





恋はしてない。



別に恋なんてしなくても生きていける。




特に恋とかには無関心で好きな人と喧嘩したり別れちゃって泣いてる子の気持ちはウチには全くわからなかった。