9日目。
「……はい。すみません。明後日には戻りますので」
「渡瀬さん、あなたね、何日休めば気がすむの? あなたのせいでみんなが迷惑してるのわかってる?」
「……はい」
仕事先に“休みたい”と電話を入れた麻里子に対し、店長である大西から予想どおりの言葉が返ってきた。
「事情が事情だからしょうがないけど、あなたの代わりに私と亜美ちゃんが休みの日まで出勤してるってこと忘れないでね!」
「はい……すみませんでした」
そのやりとりを最後に、大西からの電話は切られた。
はぁー……
思わずため息がでる。
――中学時代のクラスメイトに不幸があった。
この理由じゃなければいまごろ私のクビは飛んでいただろう。
大西もその点を考慮してくれて今回は休ませてくれたけど、あの言い方からすると次はないかもしれない。
「……はい。すみません。明後日には戻りますので」
「渡瀬さん、あなたね、何日休めば気がすむの? あなたのせいでみんなが迷惑してるのわかってる?」
「……はい」
仕事先に“休みたい”と電話を入れた麻里子に対し、店長である大西から予想どおりの言葉が返ってきた。
「事情が事情だからしょうがないけど、あなたの代わりに私と亜美ちゃんが休みの日まで出勤してるってこと忘れないでね!」
「はい……すみませんでした」
そのやりとりを最後に、大西からの電話は切られた。
はぁー……
思わずため息がでる。
――中学時代のクラスメイトに不幸があった。
この理由じゃなければいまごろ私のクビは飛んでいただろう。
大西もその点を考慮してくれて今回は休ませてくれたけど、あの言い方からすると次はないかもしれない。