「えっ? 今日誰か誕生日なの? サプライズ?」


笑いながらユウヤが女性陣に目を向けた。


でも、


「えー? アタシ知らないよ」


「私も」


愛里と千春は知らないといって首を横に振る。


「えっ? じゃあ、これ誰が入れたの??」


「さぁ?」


「ユウヤくんたちじゃないの?」


今度は逆に千春が質問するが、男性陣も知らないと首を横に振った。


いったい、誰がいれたんだろう?


番号の入れ間違い?


そう誰もが考えはじめたときだった……


「消して……」


「……?」


下を向いていた早苗が搾り出すように声を出した。