数杯、時間をかけて万作は飲んだ。

 その間、修理は飯を平らげ、茶を飲む。

 万作の顔が紅くなっている。ふーっと息を突く。妖艶としか言いようがない。
 それを見て、静音を抱いた感覚が修理の中に蘇ってきた!

 腹の虫が治まり、体中に力が湧いてくる。修理の男の根が一回り、二回りと怒張するのが分かる!
(い・・・いかん!ここは敵中かも知れぬ!辻斬りをなんなく解き放つなどおかしい!)

 万作はまたくすと笑った。
「お疑いなら・・・再びお縛り下さい」
 懐から皮の組紐の巻いたものを取り出すと修理に渡し、くるりと後ろを向くと帯の結びを解いた。帷子を肩から落として上半身裸となった。

「な・・・何を!」
 万作は首を廻し修理を見る。

 嗚呼!なんという妖艶な表情!

 そして後ろ手を縛れと言う様に背に高く組む!
 修理の理性は湧き上がってくる野生を押しとどめようとした!しかし一度目覚めた荒れ狂う獣の性は、押しとどめることは不可能だった!

 だが、修理の天性は獣の性にその行動を託したものの、その感覚は四方に満ちていた。まぐあいをしながらも攻撃されれば無心に反撃をする!今、静音への想いはなりを潜め、ただ湧き上がる陰茎のたぎりを、目の前の獲物に注ぎ込むことだけを考えていた!

 皮紐で万作の腕を高く縛る!薄い脂肪で覆われているが発達した筋肉が付いている。胸に紐を廻すと、盛り上がった胸の脂肪が紐で摘まれ、つんと勃った乳首が見えた!

 硬く縛り上げ、修理はそれをそっと摘んだ!
「あ!ああっ!そこは!」

 万作が可愛い声を出した!

 万作もかなりその主人に抱かれたのだろう、既に息は荒く、柔らかそうな腹は波打ち、乳首を揉まれるたびに妖しく肉体を捩る!