「俺のことわかんね??」



わかんね?
って‥‥‥‥

あたし達あの日に初めて
会ったよね??





「わかんない‥‥」

「へ〜‥だったら忘れないようにしてやるよ」




そう言ってギュッと
あたしを抱きしめる




ちょっと!!








「―‥‥‥‥い!」


ん???
誰か呼んでる??





「玲!起きろ!!」



起きろ??
もしかして





夢!?






―バッ―

被っている布団を
思いっきりはぐられた



「玲様、起きてください!」


「え!?朝!?」


「朝ですよ!全く‥入学早々、遅刻ですか!?」




瀬凪が鬼のような顔で
怒鳴った



「そんなに怒らなくてもいいじゃんー!!!!」


「早く支度してください」


「はーい」














ん??
なんかいつもと違うような
違和感感じるよ?



「何ボーッとしてるんですか??」

















「あー!!!!!」

わかった!
違和感の理由!!


「朝からうるさいですよ?」


と言って耳をおさえて
目を細める







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