ケータイ小説 野いちご

【続】インナーラブ~俺は荒海47歳~

浴衣姿の彼女




似合ってるやん、浴衣。



ださい模様の旅館の名前入り浴衣やのに、

めちゃかわいいやん。




そんなかわいい顔で見つめられたら、ドキドキするやん。



今日は大晦日。


目の前にいるのは、20才も年下の彼女。




俺の衝撃的な一年がもうすぐ終わろうとしている。




第一印象。



『あの子、めっちゃ俺のこと見てるやん。なんでやろ』



派手でもなく地味でもなく。

どこにでもいそうで、どこにもいない感じ。



古風で、大人しそう。

肩より少し長い髪は、巻いているのか天然なのかわからないくらいのゆるやかなパーマ。

化粧も自然で。


笑顔が愛らしい。



っていうか、

見つめすぎやろ。




大阪から転勤してきて、最初の挨拶で、俺は彼女を意識した。





< 1/ 47 >