俺は朝から仕事をしていた。 それこそ必死に。 たぶん、今までで一番頑張ってる気がする。 あ?? 常に必死でしろって?? ………分かったよ。 でも、俺の用が済んでから、な? 「なあ、佐倉」 「なんでございましょうか?」 俺のそばでコーヒーを入れていた佐倉が、笑顔でこっちを見る。 「今日の仕事済ませたら、 早く帰っていいか??」 「よろしいですけど、 何か御用でもお有りですか?」 ああ。 大有りなんだよ。 .