「優香は来週誕生日だったよね」


「うん。覚えててくれたんだ。ありがとう」


そう言って手を出す。


「何か欲しいものある?」


「彼氏」


「それは、優香しだいだね。そこで、明日合コンをセッティングしました」


私の解答を予想してたかのように大きく頷く。


「えっ、本当に?」