……ごめん、綾乃……。
あたしは心の中で綾乃に謝った。
「ハイ。どーぞ」
部屋のドアを開けて、あたしに中に入るように促す大輔君。
そう。
あたしは今、大輔君のマンションの部屋の前に居る。
大輔君に誘われた瞬間、トイレで言われた綾乃の言葉はすっかりどこかへ飛んで行ってしまったのだった。
あたし達二人は合コンを抜け出した。
これって……
俗に言う、“お持ち帰り”ってやつ?
ど、どうしよ……。
初めての合コンで、お持ち帰りされちゃったよぉ。
今なら、まだ引き返せるよね。
どうする?
どうすんの……あたし。
「ヒナちゃん?」
玄関前で固まっていつまでも動こうとしないあたしに大輔君が声をかけた。
そして、そっと肩に手をやって
「どーぞ。掃除してねーから、かなり汚いけど」
そう言って、いたずらっぽい表情をする大輔君。
ヤバい……。
あたし、この悩殺笑顔に弱いんだよね。
でも……。
こんな簡単に男の人の部屋に入っていいもんなの?
あたしは心の中で綾乃に謝った。
「ハイ。どーぞ」
部屋のドアを開けて、あたしに中に入るように促す大輔君。
そう。
あたしは今、大輔君のマンションの部屋の前に居る。
大輔君に誘われた瞬間、トイレで言われた綾乃の言葉はすっかりどこかへ飛んで行ってしまったのだった。
あたし達二人は合コンを抜け出した。
これって……
俗に言う、“お持ち帰り”ってやつ?
ど、どうしよ……。
初めての合コンで、お持ち帰りされちゃったよぉ。
今なら、まだ引き返せるよね。
どうする?
どうすんの……あたし。
「ヒナちゃん?」
玄関前で固まっていつまでも動こうとしないあたしに大輔君が声をかけた。
そして、そっと肩に手をやって
「どーぞ。掃除してねーから、かなり汚いけど」
そう言って、いたずらっぽい表情をする大輔君。
ヤバい……。
あたし、この悩殺笑顔に弱いんだよね。
でも……。
こんな簡単に男の人の部屋に入っていいもんなの?