「ねぇ、作戦会議ってどこでやるのー?」



また廊下を歩くあたし達。


一歩前にいる深町京悟のブレザーの裾をツンツンとひっぱって尋ねた。


彼は振り返りもせずに言う。



「んー。内緒」


「なんで内緒なのよ?」


「いやいや。どうせならふたりっきりになれる場所に行かない?
そこに桃ちゃんを監禁してしまおうかと」


「はぁ?
ふたりっきり?
……てか、監禁って」