夕顔がいつも夕顔に戻った。



みーたんねーねだよ、って手招きしてる。



良かった胸をなぜ下ろす。



「一輝ありがとうね。夕顔にどうやって話したの?」


一輝が笑って、『別に特別な事言ってないよ。ただ夕顔はママ嫌いなのって言ったら、



違う大好き。でもママはみーたんが好きなんだもん。』



やっぱりそう思われていたんだ。



チクリと胸が痛む。



「一輝私夕顔も自分の子供って思ってる。



差別なんかしてないよ。ただ夕顔はもうお姉ちゃんだからって、



大きいからって私言ってた。



夕顔の寂しい気持ち分かってあげられなかった。



一輝私悔しくて。」




一輝が私を優しく抱き締めた。



『華心配しなくて大丈夫だから。



夕顔も俺も夕顔の母親は華だと思ってる。



夕顔もその事は充分分かってるさ。



だって本当の母親より夕顔は華を選んだんだから。



華もっと自分に自信を持ちなさい。』




一輝ありがとう。