『秀長さん!』

『何?』

何って…


連れ去られて、着いた場所は、秀長さんの屋敷。

『どういうつもりですか?』

『安心して、取って喰う気ないから。』

はぁ?じゃあなんで?ここに連れてこられたの?


『ジャックがエリアルの屋敷に入っていくの見えたんだよね。
中覗いたら、危なそうだから連れてきた。』





『秀長様』

ドアの所に中学生ぐらいの女の子が立っていた。

『美弥、おいで』

女の子を愛おしく呼んだ、秀長さん。


『俺の使い魔で、俺の愛しい人だよ』

彼女を自分の膝の上に座らせながら言った。


愛しい人?使い魔なのに?