ケータイ小説 野いちご

イケメン★ハーレム

第一章
年下の男の子

「主井さん! 僕と付き合って下さい!」


「嫌に決まってんでしょ! この変態!」


私にやたらと瓶を近付けながら言うこの変態。


顔はイケメンなのに。
なんで、こう、変態なのかなぁ。


そう思ってため息をつく。


二年になって数日が経った今日も、変態から逃げる為に後ずさりすると、後ろに居る人にぶつかった。


「あっ、すみません」


「大丈夫ですか、先輩」


…ん?先輩?


「翔じゃん」


変態が言う。


…ショウ?誰?


「沢尻翔(さわじりしょう)です。 愛先輩」


ニコッと笑った顔が、女の子みたいで可愛い。
身長はそんなに高くない。
クリームのような、美味しそうな色の髪の色をしていて、それにワックスかなんかで軽くツンツンととがらせてる髪。
パッチリとしたおめめと、笑ったらエクボの出るほっぺ。
薄くて桜色の唇。


可愛いけど、男の子…だよね?
男子の制服着てるし。


てか、この名前、どっかで聞いた事あるような…。


「あれ? 何で私の名前知ってるの?」


「去年、ミスコンで優勝したでしょ? 有名ですよ、先輩。」


「ゆ、有名!?」


確かに、去年、ミスコンに出て優勝したけど。
たまたまノリで出て、出場者も少なかったから、マグレで優勝しただけなんだけど。

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