ケータイ小説 野いちご

【中編】ベストフレンド

友達の温度


私は某大手旅行会社の地元支店に短大卒で入社した。

その年の新入社員は全部で8名。

営業の男子社員3名と店頭営業の女性社員3人、事務員2人。
私は事務所で経理を担当している。

それから6年、あの頃一緒に入社した5人の女性社員のうち、独身で残っているのは、私、細河 亜里沙(ほそかわ ありさ)と親友の如月 陽歌(きさらぎ はるか)の二人だけになってしまった。

私も気付いたら26才。

2階の事務所で毎日パソコンとデートしながら、数字とにらめっこの日々。

今ではそれなりに責任のある仕事を任されるようにもなってきた。

陽歌は大卒で私より二つ年上の28才。1階の店頭でサブチーフを任されている。



< 5/ 148 >