「十兵衛ん家か…メシが美味いんよなぁココ」

素直に十兵衛ん家の食事を褒める狭霧

「お布団がふかふかで寝心地いいと!」

白雪には、そういう思い出がある。

「して…朧殿お主は?」

話を振られた朧は、必死に前回泊まった時の記憶を手繰り寄せるが…

「………」

何も印象に残っとらん

「朧殿〜」

十兵衛は何か褒めて欲しかったらしいが

まさか部屋の換気が行き届かんで寝苦しいだけなんて言えず…

「床下にシロアリおったよ。早よ駆除してもらわんと…十兵衛ホームレスすると?」

抜けてる様で結構細かいトコ見てますね。