ケータイ小説 野いちご

月と太陽の事件簿1/月明りに照らされて

1章

秋雨が車のフロントガラスを叩いている。

あたしは憂うつな気分で車のハンドルを握っていた。

時計の文字は夜の8時を告げている。

湖畔の一本道といっても辺りは闇に包まれているから自然と運転は慎重になる。

でもあたしの気を滅入らせているのは雨と闇のせいじゃない。それだけは断言できる。


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