*** 霧雨は 静かに舞い降りる 僕の上に 目の前の道に ふわふわと はらはらと 音もなく ただ静かに 止めることもできなくて 避けることもできなくて 濡れていく感覚さえ なかったんだ 冬の雨は突然に 気づかないうちに 僕の上に―――― ***