*** あの頃僕は、 本当に空っぽだった 何もない日々 何も起こらない時間 何も変わらない自分 流されて 流されて それが普通だと思いながら 何かを求めることは面倒で そんな何かを受け入れることも面倒で もっとも、 求めることそれ自体が、 意味のないことだと考えていた。 そう、 君に出会うまでは―――― ***