次の日の朝
『ん……』
私は体の重さと息苦しさを感じて目を覚ました
あ……
目の前にある男の顔に驚いた私は思わず目を見開く
『……』
そうだよ私……
私の目の前には静かに寝息をたてて眠る陽生の姿があって
陽生は巻きつくように私の体を抱きしめていた
どうりで苦しいはずだ
ったく…私は抱き枕じゃないっつーの!
私はため息混じりに気持ちよさそうに眠る陽生の顔を覗きこんだ
『……』
それにしてもこの男
こうやって間近で見ると本当に綺麗な顔してるな…
なんてゆうか、鼻も綺麗にすっと高くて顔のパーツが全体に整ってる
少しはだけたシャツから見える鎖骨もやけに魅力的で、色っぽくて
こういうのを大人の色気っていうのだろうか?
今までの男とは比べものにならないぐらいなんていうか…存在感がある感じ?
てゆーか、そもそも私
男の寝顔をこんなにちゃんと見たのは初めてかも知れない
なんだろう
無意識に見とれてる私がいたりして……
ドクン!
あれ?
なにこれ?
なんでどさくさに紛れてドキっとなんかしちゃってんの私??