レストランを出て、時計を見ると、PM10:00を過ぎて、ようやく薄暗くなってきた。



『もう一度飲み直さないか?その様子じゃ、もう冷めてしまっただろうから…』


チャールズは、私の手を取り歩き出した。



「ただし、口説きは禁止ですよ。私の心臓が持ちませんから…」



チャールズは急に立ち止まると、私の顔を覗き込んで


『私は正直な気持ちを伝えているだけなのですが…』


だから顔、近いって!



またドキドキしてきちゃったじゃないの…



チャールズは、動揺する私を見て、ニヤッと笑うと、


『マナ、顔…赤いよ。』



そう言い放った。