♪ルールールー♪


(何…?誰かの…歌声…?)


「ん……ここ、どこ…?」


私は誰かの歌声に目が覚め、辺りを見渡すと、なんだか宮殿のような、キンピカな部屋にいて、私はと言うと、またもやキンピカなベットの上にいた。



「あら?起きたのね…」


後ろから声がして、振り向くとキンピカ衣装の派手派手なオバサ…いや、女の人が立っていた。


「ここは…どこ?」



「ここは私の宮殿よ♪どう?気に入ったかしら、この金でいっぱいの屋敷!素敵でしょう?」



女の人は歌うように言った。



「何で私、こんなところにいるの?」



確か…小道を歩いてて、湖にたどり着いて…ヘビが来て…

そうだ、足を引っ張られたんだった!



「それは、私の侍女になるためよ♪」


「は?侍女?」


まったく答えになっていない。

その前に、何で私があんな人の侍女にならなくちゃいけないの!?