おーい起きろー…


誰かの声が聞こえてくる。


誰…?


おーきーろー!


何…?もう…うるさいなあ。


「お・き・ろ!!」


ガバッ


「うーるーさーいー!!」


アイルは耳元で大声を出され、勢い良く飛び起きた。


「わー。やっと起きたの?」


アイルの目の前に、金髪で7才くらいの男の子がいた。
男の子は、アイルが出した大声に耳を塞ぎながら言った。


「誰?ここはどこ?なんで私、こんなところに居るの?」


私の質問に、男の子は少し顔をしかめた。