唯くんがため息をついて頭を抱えた。


「…あほらし…何の時間だよこれ…」





結局唯くんは仁平先生からの反省文20枚を免れた代わりに、ガラスを割った罰として、てらちんから反省文5枚を言い渡された。




「まぁまぁ、20枚から5枚に減ってよかったじゃん!」


「よかねーよ…つーかなに笑ってんの?」


唯くんに言われて、自分の頬が緩みきってることに気付いた。


「えへへ、ごめんごめん。」


謝りながらもやっぱりヘラヘラしてしまう私。


「…誰のせいでこんな目に遭ってるかわかってる?」


「はい!私です!フフ。」


あ、また笑っちゃった。


唯くんが私を睨む。



…だってあんなかっこいい姿見たら

それも私のためにあんな必死になってくれてるの見たら