えーと、うーんと、これは一体どういうことなんだろう。ぐるりと首だけ小さく回すと、イケメン、イケメン……、イケメンだらけだ。そう、ソファーに座っている私のことを、五人のイケメンと一人のかわいい男の子が、じっと見つめてくる。

 状況に耐え切れない私の頭の中では、宇宙が広がっていく。わあ、すごーい。……って、現実逃避している場合じゃない!

 なんなの、なんなの、この状況は。こんな話、私、ちっとも聞いてないんだけど──!??

 誰か説明してよ!!

 私は心の中で思い切り叫んだ。